街を歩けばアートに出会える
はじめて宇部のまちを訪れた人は驚くかも知れません。
工場の高い煙突をバックに、
街のいたるところに点在している野外彫刻。
真新しい建物とレトロな建造物が混在し、
独特の雰囲気を織りなしている町並み―。
戦後まもなく、工業の発展とひきかえに荒廃していった街の中で、
人々が最初に必要としていたのが、緑や花などの自然。
そして、文化や芸術などのアートでした。
先人たちの熱い思いによって、
アートの土壌が育まれていった宇部のまち。
その歴史をひも解くと、多くの人と人との出会いがありました。
「うべアート手帖」はアートの視点から、
宇部のまちの魅力を考察します。